大原の家 江戸からかみ

壁の一カ所の仕上げを変えることで内装にアクセントがついて、部屋の雰囲気がグッとおしゃれになります。

大原の家の寝室にはアクセントとして「江戸からかみ」を使用しました。

この「江戸からかみ」は江戸でつくられるからかみのことです。

幕府が江戸におかれてから、江戸城や諸藩の屋敷などに使用する襖紙の需要が増えたことで、

京都から唐紙をつくる職人が移住し、江戸で唐紙がつくられるようになりました。

はじめは「地唐紙」呼ばれており、「江戸からかみ」の呼び方になったのは幕末ごろのことだそうです。

大原に家で使用した「江戸からかみ」は上野にある東京松屋さんのショールームに行って、お客様と一緒に行って選びました。

下地になる紙の色、絵柄などは好みに合わせて組み合わせることができます。

伝統的な「江戸からかみ」を使用することで、和モダンで落ち着いた空間になりました。